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2. 産婦人科病医院 医師からの積極的啓蒙活動「アドバイス&指導」

父親の「積極的な育児・家事参加」環境が、「超少子化対策」にはとても有効であることが解って来ました。

経済発展を向かえた国は、必ずと言っても良い程に少子化傾向になってしまっています。何故ならばそれは女性の社会進出が台頭するからに他ありません。すなわち女性が社会進出することによって、晩婚化傾向になったり、子育てより仕事を選ぶ傾向が顕著に現れたりするから・・と分析されています。

ヨーロッパでは少子化に歯止めをかけた国も出てきており、その対策としては「女性の働く環境の充実」を行っているからと判断できます。ただ、それらの国では父親も子育てをするのが当たり前という重要な大前提があります。

我が日本国では父親が育児・家事を「シェア」するという風習がない、世界でも有数の国と言われています。確かに女性が子育てをして、育児もして、家事もする・・これはまず不可能な話です。「超少子化」の原因はここが大きいと分析されています。父親の「積極的な育児・家事参加」。すなわち「シェア」するということは「超少子化」を打破する最有力具体的施策なのです。

女性もやはり仕事を持ち、子育てもできる「充実した環境」が整っていれば、晩婚化等を抑制することに繋がりますし、子供が出来たからと言って、キャリアをストップさせなくても良い風習に繋がって行くハズです。

大手企業でも「父親の育児休暇」を促す所も出てきてはいますが、昇進に響く…まわりの目が…という理由から育児休暇を取りにくいといったお父さまの声も多く、まだまだ定着していない様子であり「父親の積極的育児・家事参加」は現実問題として厳しいものとなっているようです。

しかし、一人一人の個人の意識が高まり、「父親の積極的育児・家事参加」の重要性を認識し、さらに企業も「父親の育児休暇」や「女性の働く環境の充実」などの制度を充実させることによって、個人も企業も(すなわち社会全体が)そういった高い意識を持つことによって、これは決して不可能ではないと思われます。

さらに妊娠時からの「父親の積極的育児・家事参加」が重要です。

これらはお母さまの妊娠期間中からお父さまにも積極的に「両親学級」や「父親学級」等に参加されたり、「立ち会い出産」へ参加されること等により、出産後にいきなりの育児…では難しい、「父親の積極的育児・家事参加」を現実のものとする大切な時期だということが理解していただけるでしょう。

父親の平均年収が300万円時代と言われます。子供を一人成人させる金額は数千万円とも言われているこの時代に、共働きでなければ、第二子、第三子はとうてい望めません。ここはやはり時代の流れから、父親の「積極的な育児・家事参加」。すなわち「シェア」するということを本気で具体化させて行くことが最も重要だと考えられるわけです。

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